「年金生活者でも不動産担保ローンを組める?」
「どんな条件を満たせばいい?」
このように考えていませんか?
このページでは、年金生活者でも不動産担保ローン利用できるのかどうかについて、ご案内いたします。
目次
年金生活者でも不動産担保ローンを利用できる!その理由は…
それぞれご案内します。
【理由①】担保不動産があるから
金融機関は、「返済が滞った場合でも、不動産の売却により貸付金を回収できる」と判断するからです。
金融機関の中でもノンバンクでは、不動産担保ローンの審査で担保不動産の価値を重視しています。
十分な担保価値のある不動産があれば、年金生活者でも不動産担保ローンを利用できる可能性は高いです。
例えば、担保不動産の評価額が3,000万円あれば、年金月額が数万円でも融資を受けられる可能性が十分にあります。
【理由②】年金という安定収入があるから
金融機関は、年金を安定収入と捉え、「計画通りに返済する可能性が高い」と判断するからです。
年金は国の制度に基づき定期的に支給されます。
次のような事態で国内の多くの機関が壊滅的なダメージを受けない限り、年金制度そのものが完全に無くなることはありません。
- 日本経済の破綻
- 戦争への参加
- 大規模な震災
年金を「継続性と安定性が高い収入」と評価する金融機関なら、年金生活者でも不動産担保ローンを利用できる可能性は高いです。
【理由③】年齢を重視してないから
金融機関には銀行とノンバンクがありますが、ノンバンクは審査が柔軟です。
ノンバンクの中には、不動産を担保とすることで「貸し倒れリスクを抑えられる」と判断しており、申込者の年齢は、審査で重視していない会社があります。
金融機関によって、例えば、「申込時70歳以下、完済時85歳未満」「満20歳~」などと年齢についての条件が設けられています。
金融機関の貸付条件をご確認ください。
年金生活者は最大いくらまで借りられる?

銀行は融資上限額を1億円程度に設定しています。
ただし、審査は厳しく、返済能力や信用情報を重視します。
ノンバンクは融資上限額を5億円程度に設定しています。
こちらは審査は柔軟で、担保不動産の価値を重視します。
借入可能額は、次の要素で決まります。
- 担保不動産の評価額
- 担保掛目
- 金融機関の審査基準
担保掛目とは、不動産評価額のうち、金融機関が融資対象として認める割合のことです。
借入可能額の目安は、担保不動産の評価額の50〜80%程度です。
例えば、評価額3,000万円の自宅を担保にする場合、1,500万円〜2,400万円を借り入れられる可能性があります。
借入可能額に影響する具体的なポイントは次の通りです。
| 条件 | 概要 |
|---|---|
| ①担保不動産の評価額 | 不動産の種類・面積・周辺環境などをもとに評価される |
| ②担保設定の有無 | 既存の担保設定があると借入可能額は小さくなる |
| ③既存の残債 | 他の借入が多いと借入可能額は小さくなる |
| ④返済余力 | 年金額・生活費・他の借入状況などにより評価される |
| ⑤年齢と返済期間のバランス | 申込時の年齢と完済時の年齢により評価される |
| ⑥申込先の金融機関 | 銀行とノンバンクにで融資上限額や審査方針が異なる |
年金生活者が不動産担保ローンを利用するメリット、デメリット

年金生活者が不動産担保ローンを利用するメリットとデメリットをご案内します。
年金生活者が不動産担保ローンを利用する4つのメリット
年金生活者が不動産担保ローンを利用するメリットは次の通りです。
| メリット | 概要 |
|---|---|
| ①高額融資を受けられる | 不動産担保ローンは、担保不動産の価値次第で借入額が決まる。年収の3分の1を超えても融資を受けられる |
| ②低金利で借入できる | 無担保ローンは、年3%~18%の金利だが、不動産担保ローンは、年1%~15%の金利で借入できる |
| ③資金を自由に活用できる | 無担保ローンは、教育ローンやリフォームローンなど使途が限定される場合があるが、不動産担保ローンは使い道自由 |
| ④自宅に住み続けられる | 自宅を担保とする場合でも売却することなく、住み続けたまま融資を受けられる |
銀行は融資上限額を1億円程度で金利相場は年1.0%~9.0%、ノンバンクは5億円程度で年2.0%~15.0%程度です。
年金生活をされている方の場合、最初は条件の良い銀行に相談をしますが、収入や年齢で断られて、ノンバンクに相談するという流れが多いです。
-
Tさん(72歳・年金月額12万円)は、評価額2,500万円の自宅を担保に「1,000万円の借入をしたい」と金融機関に相談しました。
大手銀行でも地方銀行でも、完済時年齢が90歳を超えるため断られました。
次に年齢制限のないノンバンクに相談をしたところ、問題無く融資を受けることができました。
年金生活者が不動産担保ローンを利用する3つのデメリット
年金生活者が不動産担保ローンを利用するデメリットは次の通りです。
| デメリット | 概要 |
|---|---|
| ①不動産を失うリスクがある | 返済が滞った場合、担保不動産は競売にかけられその不動産を失うリスクがある |
| ②融資までに時間がかかる | 融資実行まで数日~約1ヶ月程度の時間を要する |
| ③諸費用がかかる | 金融機関への手数料(借入額の1%~7%程度)の他に登記費用(借入額の0.4%)、印紙税(200円~10万円程度)などがかかる |
最大のデメリットは、返済が滞った場合、担保にした不動産が無くなってしまうことです。
-
Sさん(75歳)は、評価額2,000万円の自宅を担保に1,200万円を借入しました。
当初は年金で返済できていましたが、持病の悪化や配偶者の介護、リフォームなどが重なり、返済が困難になってしまいました。
立て直すことができず、1年後に自宅が競売にかけられました。
急な出費などで返済が滞る場合は、早めに金融機関にご相談ください。
融資までの期間、諸費用についてですが、銀行は融資までに数週間~1ヶ月程度、事務手数料は借入額の1.0%〜2.0%程度です。
ノンバンクは数日~数週間で、事務手数料は借入額の2.0%〜7.0%程度です。
年金生活者が不動産担保ローンを組むための4つの条件
それぞれご案内します。
【条件①】担保となる不動産を所有している
不動産担保ローンは、不動産を担保として融資する仕組みだからです。
担保となる不動産の条件は次の通りです。
- 本人名義の不動産であること
- 金融機関が評価できる不動産であること
不動産の所有権は、登記事項証明書を、法務局やオンラインで取り寄せることで確認できます。
全国の法務局はこちらでご確認いただけます。
共有名義の場合は、自分の持分だけを担保にすることはできますが、不動産全体を担保にするには共有者全員の同意が必要です。
家族名義の不動産の場合は、所有権を持つ方の同意などが必要です。
山や農地は、どの金融機関も融資対象外としている場合が多いです。
【条件②】借入希望額が担保不動産の評価額に見合っている
担保不動産の評価額によって、借入可能額が決まるからです。
既にご案内していますが、借入可能額は、不動産評価額の50〜80%程度が目安です。
例えば、500万円を借入れしたい場合、担保不動産の評価額は700万円〜1,000万円程度は必要です。
不動産の評価額に影響するのは次の通りです。
- 不動産の種類
- 面積
- 立地・周辺環境
- 築年数
自分でも、ある程度の評価額を調べることができます。
ですが、金融機関によって評価額が異なりますので、まずは相談してみてください。
-
Yさんは築48年の一戸建てを担保に借り入れたいと考えていました。
自分で固定資産税評価額を元に計算したところ「2,200万円~2,500万円ぐらいではないか?」もと考えていました。
銀行では収入が年金だけではNGでした。
ノンバンクCでは2,000万円でしたが、ノンバンクAでは「立地と広さ」を評価されて2,500万円の評価となったため、より多く借りられるノンバンクAを利用することに決めました。
【条件③】金融機関の基準を満たした返済能力がある
金融機関が、融資した資金を回収できるかを判断するからです。
そのポイントは、次の通りです。
- 年金の受給額
- 毎月の生活費
- 他の借入の有無と返済額
- 申込時の年齢と完済時の年齢
- 保証人の有無
この情報で、無理なく返済できると判断されれば、審査に通ります。
金融機関によっては、保証人を求められる場合があります。
【条件④】担保不動産の権利関係が明確になっている
金融機関が、不動産を確実に担保として設定できるか確認するからです。
名義や権利関係が曖昧な状態だと、返済が滞った場合、不動産を売却して貸付金を回収できない可能性があります。
具体的なポイントは次の通りです。
- 名義が申込者本人になっているか
- 相続した不動産の場合、相続登記が完了しているか
- 差押えや仮登記など、権利関係に問題がないか
審査をし、問題無ければ、融資実行の判断をします。
年金生活者が不動産担保ローンを組む手順と必要書類

年金生活者が不動産担保ローンを利用するまでの流れは次の通りです。
- 仮申込み
- 仮審査の結果通知
- 本申込み
- 本審査の結果通知
- 契約
- 借入
仮審査では、簡易的に申込者の信用情報や返済能力が確認され、融資可否が判断されます。
本審査では、提出書類をもとに最終的な融資条件が決定されます。
必要書類は次の通りです。
| 書類 | 概要 |
|---|---|
| ①本人確認書類 | 運転免許証やパスポートなど、顔写真付きの本人確認書類 |
| ②年金関係書類 | 年金振込通知書や年金証書など、年金額が記載された書類 |
| ③不動産関係書類 | 不動産登記簿謄本や権利証など、不動産の所有者や権利関係がわかる書類 |
必要な書類は金融機関によって異なります。
書類が不足していると審査が進まず、融資までに時間がかかります。
担当者に確認を取りながら進めてください。
銀行とノンバンクの年金生活者向け不動産担保ローンの違い

銀行とノンバンクの年金生活者向け不動産担保ローンの違いは次の通りです。
| 比較項目 | 銀行 | ノンバンク |
|---|---|---|
| 金利 | 年1.0%~9.0%程度 | 年2.0%~15.0%程度 |
| 融資上限額 | 1億円程度 | 5億円程度 |
| 事務手数料 | 借入額の1.0%〜2.0%程度 | 借入額の2.0%〜7.0%程度 |
| 年齢制限 | 完済時80歳未満が目安 | 会社によっては年齢制限がない |
| 審査方針 | 収入・年齢重視 | 担保不動産の評価額重視 |
| 審査基準 | 厳格 | 柔軟 |
| 審査スピード | 数週間~約1ヶ月程度 | 数日〜数週間程度 |
このようにノンバンクは、年齢条件や審査基準が柔軟です。
そのため、年金生活者が不動産担保ローンを利用しやすいです。
実際、多くの人が銀行で断られたため、ノンバンクを利用するというケースが多いです。
年金生活者が利用可能な不動産担保ローンを扱う会社
年金生活者の審査に対応しているノンバンク6社をご案内します。
①丸の内AMS

不動産担保ローンの金利は年3.8%~です。
借入限度額は5億円です。
年齢制限はありません。
対応エリアは一都三県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)です。
②アサックス

不動産担保ローンの金利は年1.95%~7.80%です。
借入限度額は10億円です。
年齢制限はありません。
対応エリアは一都三県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)です。
③SBIエステートファイナンス

不動産担保ローンの金利は年3.70%〜7.80%です。
借入限度額は10億円です。
年齢制限はありません。
対応エリアは、関東1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)、関西2府4県(大阪府、京都府、滋賀県、兵庫県、奈良県、和歌山県)です。
④アビック

不動産担保ローンの金利は年2.98 ~ 15.0%です。
借入限度額は50億円です。
年齢制限はありません。
対応エリアは、全国です。
⑤L&Fアセットファイナンス

不動産担保ローンの金利は年3.39%~6.80%です。
借入限度額は10億円です。
年齢制限はありません。
対応エリアは、全国です。
⑥大手町フィナンシャル

不動産担保ローンの金利は年3.2%~8.9%です。
借入限度額は20億円です。
年齢制限はありません。
対応エリアは、全国です。
まとめ
年金生活者でも条件をクリアできれば不動産担保ローンを利用できます。
銀行では断られることが多いので、ノンバンクの中からご検討ください。


不動産担保ローン











